胡麻のルーツを探してみました。

 


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熱帯サバンナが故郷。

胡麻の原産地は、約6〜7千万年前のアフリカ中部、スーダンのナイル川あたりのサバンナ地帯といわれ、味が良く、貴重な油になり、しかも育てやすいのが胡麻の特徴です。アフリカ全土に広がりを見せ、古代エジプト文明でもおおいに活躍しました。

 

古代文明を次から次へと制覇。

アフリカで育った胡麻は、地中海沿岸に渡り、古代オリエントのメソポタミア、エーゲ、クレタ文明を経て、ギリシャ文明へ受け継がれました。アレキサンダー大王の東方進出によって中央アジア、インドまで一気に広まっていきました。
 

カレー以上に胡麻好きなインド人。

インドは現在も中国と肩を並べるほどの胡麻の生産地です。インダス文明の遺跡からも胡麻が出土したとあります。古代インドでは、食用の他、灯油、薬としても利用されていました。肉食を禁じる仏教が盛んであったインドでは、胡麻はタンパク源としても重要な役割を担っていました。
 
中国四千年の歴史と同格かも?
黄河文明の時から胡麻を栽培していた中国。本格的に広がったのは紀元50年頃、仏教やいろいろな文化と一緒に、東南アジアを通り、インドから伝わってきました。中国に入り洗練された食文化の花を咲かせました。胡麻や胡麻油をふんだんに使った中国料理は世界の食通に愛され続けています。
 
旅の終着点といえば日本。
日本に胡麻が伝わったのは縄文時代といわれています。アフリカ生まれの胡麻は長い長い道のりを経て、1万5千キロも離れた日本にたどり着きました。味や香りが良く、栽培にも好都合だったこと、運搬しやすかったことなど、さまざまな理由はあるにせよ、小さな胡麻の物語にはロマンを感じないわけにはいられないのです。
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